4~6月は残業すると損?

2024年04月25日 社員のつぶやき

こんにちは!
最近急に暖かくなりましたね。

今年は桜の開花も遅く、開花したと思ったらすぐに散ってしまい、あまり春を感じることなく夏になってしまいそうです。

↑先週、小金井公園で撮ったものです。葉っぱがちらほら…

 

さて、この時期、4月から6月にかけては残業しないほうがいい、という話を聞いたことがありませんか?
そしてそれは何故なのかご存知でしょうか?

 

4~6月で残業すると損する理由

それは、社会保険料が増加して、給与の手取り額が減ってしまうためです 😥

 

皆さんご存知のとおり、毎月の給料から引かれているものの一つに、社会保険料(厚生年金保険料+健康保険料)があると思います。

この社会保険料の計算に「標準報酬月額」が用いられます。

標準報酬月額とは、社会保険料の計算をするために作られたもので、4月~6月の3ヶ月間の給与の平均額をもとに決定します。

この標準報酬月額は年一回見直しを行い、4月~6月の支給額を元に、その年の9月から翌年の8月までの標準報酬月額が決定します。

 

※ここで注意なのが、4~6月の給与ということは、3~5月の残業時間で計算されるということです。
なので、正しくは3~5月は残業しない方がいいということですね。

 

でも実は・・・

短期的にみると手取り額が減ってしまうのでデメリットにしか感じませんが、実は、将来的にはメリットになり得ることもあるのだそうです。

それは、
将来受け取れる年金額が増える

傷病手当金・出産手当金の支給額が増える

 

将来の年金額が増える理由として、社会保険料の一部である厚生年金は掛け金の額に応じて受け取る金額も増えるためです。

傷病手当や出産手当金については、支給開始以前の標準報酬月額に応じて支給額が決まるため、標準報酬月額が多ければ支給額も増えます

 

また社会保険料は最終的に年末調整や確定申告の際に社会保険料控除として扱われます。控除される金額が多ければ、所得税や住民税といった納める税金も少なくすみます

 

結論

社会保険料の金額は、4月~6月の給料で決まるということがわかったと思います。

残業はしないに越したことはないですが、メリットとデメリット両方あるのがおわかりいただければ、それほど気にすることでもないのかもしれませんね🌸🌸

 

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