風鈴マメ知識♪~日本人の粋な夏~

2022年08月03日 社員のつぶやき

いやぁ。。。暑い(+_+)!!毎日暑いですが、皆様、暑さにやられていませんか?!

私はむしろ、自宅より社内にいる時が、1番空調効いてて快適。笑

そんな昨今ですが、最近ずーっと欲しかったmy room用の風鈴をゲットしました♪

「音で涼をとる」。まさしく日本独特の風流な文化!

。。。とか言ってられない程現代の日本の夏は殺人的暑さになってきてますけど(^_^;)、でも風情があって、やっぱり良いです、風鈴♪♪♪

風鈴の原型は、奈良~平安時代にかけて占いの道具として中国から入ってきた風鐸(ふうたく)だと言われ、当時は銅や鉄製がメイン。

風鐸を軒下に吊るしておけば、魔物がその音を嫌って中に入ってくることができない」とされ、元々は魔除けだったみたいです!

鎌倉時代になって風鐸は陶器でも作られるようになり、かの有名な浄土宗の開祖・法然が“風鈴(ふうれい)”とこれを名付けたところから、17世紀に入って「風鈴(ふうりん)」と呼ばれるようになったそう。

江戸時代になって青銅製の多かった風鈴にガラス製が登場!今はガラス製がメジャーですが、当時は輸入か長崎でしか手に入らなかったので、大変高価!!

江戸末期になって安価になりガラスの風鈴が一般的になったみたいですが、やはりこの時代でも風鈴の主な役割は“魔除け”だったらしいです。

意外に感じたのですが、「夏の風物詩」として風鈴が広まったのは戦後になってからで、比較的最近のことみたいです。

ちなみに風鈴の色は、戦前までは“魔除け”としての意味合いの強い朱色だったものが、戦後、より涼しさをイメージさせる青色メインに変わり、時代と共に意味合いが変わってきたのも面白い!

現代の日本人にとって風鈴の音は、「風」のイメージ。

湿度が高い日本では、気温の変化が実際に無くても、風が吹くことにより体感温度が下がるので、「涼しい」と感じることができます。

実は、サーモグラフィーを用いた体表面の温度変化を調べた実験でも、「風が吹いている」という、記憶を想起させる風鈴の音が、冷感を生じさせることが観測されているらしいです!!

アンケート調査でも風鈴の音色で「涼しさ」を感じる人間が多い!この現象はおそらく、中枢での条件反射らしいです!!日本人特有の条件反射!!びっくりo(@_@)o

連綿と続く歴史の「風の記憶」を呼び起こす「風鈴の音色」が条件刺激となって、「涼しさ」を感じられる日本人。。。ってなんか良い✨✨

何気ない日本の夏の風物詩ですが、風鈴の歴史、ちょっと調べてみました♪

毎日灼熱地獄ですが、ほんの少し、風流に暑さを忘れてみてはいかがでしょうか♪♪♪

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