Googleのセキュリティ機能が強化。変わった事とは?
皆様こんにちは。
最近は梅雨に近づくにつれて、☂の日が多くなってじめじめしておりますね。
洗濯が乾かず、初自宅にサーキュレーターを購入し設置しました。
(洗濯がいつもより早く乾き、もう1台購入しようか迷っています… (^^))
本日は、「Googleのセキュリティ機能の強化」の内容についてお伝え致します。
2022年5月30日より、「Googleのセキュリティ機能の強化」がされました。
「強化された事によりどんな事が変わる?」「どういった事ができなくなるの?」といった内容を簡単にご説明していきたいと思います。
Googleのセキュリティ機能の強化
そもそも何が変わったの?
Googleセキュリティの強化で変わった事は1つ。
「安全性の低いアプリとGoogleアカウント(設定)」がなくなった事です。
簡単にまとめると
「どの端末からでも、ID+パスワードさえ合っていればGoogleアカウントにログインできますよ。」という内容です。
【安全性の低いアプリのアクセス(ONの場合)】
:セキュリティは弱体化しますが、制限なくID+パスワードのみでログインできます。
【安全性の低いアプリのアクセス(OFFの場合)】
:セキュリティ性が高く、制限ありID+パスワード+二段階認証ORアプリパスワードでログインができます。
このように、ON/OFFによってセキュリティレベルが変化し、”自身の好みによって設定が自由に選べる形式”となっておりました。
では、この機能がなくなった事によって変わった事は何なのか。
変わった事は”2つ”
「①Googleアカウントへのログイン体制」
Googleアカウントへのログイン体制が変わります。
●今まで●
Googleアカウントへのログイン(ID+パスワード)
ID+パスワードのみで、”過去にログインした事がない端末からのアクセス”も可能です。
二段階認証については、自身で設定希望のある方のみという自由度がありました。
●現在●
Googleアカウントへのログイン(ID+パスワード+二段階認証ORアプリパスワード)
ID+パスワードのみで、”過去にログインした事がない端末からのアクセス”は不可です。
どうしても過去ログインした事がない端末から入りたい場合は、
”二段階認証ORアプリパスワード(ログイン専用のパスワード)どちらか一方”を設定し、別途認証が必要となります。
「②Gmailの使用できる環境の変化」
●今まで●
【Gmailアプリから】 できる◎
Googleが提供している「Gmailアプリ」にログインし、送受信が可能。
【メールソフトから(SMTPサーバー設定)】 できる◎
従来提供しているOutlook・サンダーバードなど、
「メールソフト」にメール情報を設定し、送受信が可能。
(例)設定情報
・メールアドレス:×××@gmail.com
・パスワード:Googleアカウントログイン時のPASS
・受信サーバー:imap.gmail.com (993)
・送信サーバー:smtp.gmail.com (465か587)
●現在●
【Gmailアプリから】 できる◎
Googleが提供している「Gmailアプリ」にログインし、送受信が可能。
【メールソフトから(SMTPサーバー設定)】 できない×
従来提供しているOutlook・サンダーバードなど、
「メールソフト」にメール情報を設定しても、
送受信ができません。
稀に設定ができたとしても、
送受信がエラーになる+送信もできない状態です。
このように、「Googleセキュリティの強化」によって変わってしまった事があります。
まとめ
●原因●
「安全性の低いアプリとGoogleアカウント(設定)」がなくなった。
●変わった事は2つ●
「①Googleアカウントへのログイン体制」
”ID+パスワードのみ”でのログインができなくなった。
⇒ID+パスワード+”二段階認証ORアプリパスワード(ログイン専用のパスワード)
「②Gmailの使用できる環境の変化」
”メールソフト”からGmailが使用できなくなった。
⇒Gmailアプリからのみ、使用可能。
Google側としては、二段階認証を義務化するなど、本格的にセキュリティ機能向上を目指していく方針のようです。
上記の設定をされている方は、今後注意や設定変更が必要となる可能性があります。