職場の心理学【後編】

2023年08月24日 社員のつぶやき

「アサーティブ・コミュニケーション」のスキルとマインド

1950年代に心理学者ジョセフ・ウォルビが開発した行動療法が源流で、70年80年代に人種差別や性差別を克服するコミュニケーション訓練法として米国で広がりました。

日本でも、「自分も相手も大切にする自己表現の考え方」とし、パワハラ防止対策・心理

的安全性実現の方法として注目をされています。

自分の正当性の証明や、相手をコントロールする事が目的になってしまうと、相手は威圧を感じ「これ以上は言わないでおこう」とひいてしまいます。

一たびこうした印象を持たれると、いくら自由な議論を呼びかけても職場にはしらけた空気が漂うだけになるでしょう。

「自分は上司にたいしてそんな卑屈な態度はとっていないし、部下に対して上から目線でもないですよ」と思う人もいるでしょう。

ですが心のどこかにそうした思いが潜んでいると、表現や態度に現れるものです。

「アサーティブ・コミュニケーションは、無意識の思い込みに気づき対処する事も重要です」

どんなに上手く伝えても、すべての人が自分の思いを理解してくれるわけで

   はありませんが、それでも相手  に向き合って思いを伝える工夫をする事。

※相手を理解しようとする努力をする事。

その積み重ねのコミュニケーションスキルと職場の心理的安全性を一歩ずつ高めて行き   ましょう。

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