梅雨時期の熱中症・気象病対策

2023年05月23日 お知らせ

 

5月の大型連休も終わり、気温が高くなる日も増えてきました。これから夏本番に向けて、熱中症への不安がある方もいらっしゃるかと思います。

しかし熱中症は真夏以外でも多く発生します。まだ体が暑さに慣れていない5~6月から体調を崩す方が多いのです。またこれから梅雨を迎えるにあたり、梅雨の晴れ間、梅雨明け直後など、身体がまだ高温多湿に順応できていないタイミングで急に気温が上がったり、蒸し暑くなったりすると、熱中症発生のリスクが高まる上、熱中症だけではなく、近年注目されている気象病も起こりやすくなる季節です。

 

本日は今からできる体調管理をいくつか紹介させていただきたいと思います。

汗をかきやすい体づくり、こまめな水分補給、湿度の高い日は換気を

梅雨時の熱中症を防ぐには、自然に汗をかく機会を増やし、汗による体温調整をしやすくすることがポイントになります。シャワーではなく湯船でじっくり入浴するなどの対策がおすすめです。
また、「のどが渇いた」と感じるときには、すでに体内の水分が不足しつつあります。運動中や入浴中はもちろん、室内で静かに過ごしているときも、のどが渇く前に意識して水分補給しましょう。水分は一度にたくさん飲んで間を空けるより、少しずつこまめに摂るのがポイントです。
また、湿度が高く、蒸し暑いと感じる日は、汗による体温調整が難しくなります。換気や除湿、エアコンをつける、扇風機に当たるなどして、汗を上手に蒸発させるようにしましょう。

 

梅雨は気圧変化や湿度変化、寒暖差に注意

梅雨は気圧が下がって湿度が上昇し、雨による冷えや蒸し暑さなどで寒暖差も大きくなるため、頭痛やだるさ、むくみや食欲不振、関節痛といった体調不良が現れやすくなります。これは体内の自律神経のバランスが崩れることによ

るもので、正式な診断名ではありませんが、俗に「気象病」と呼ばれるものの一種です。
自律神経は、活動をつかさどる交感神経と、休息をつかさどる副交感神経からできています。日中は交感神経が優勢に、夜間は副交感神経が優勢になっていると、1日の生活リズムに合っていてバランスが良いとされます。

 

脱ぎ着しやすい上着を1枚用意して、体温調節を

体を冷やさないことも重要な対策のひとつです。といっても、常に厚着をして余分な汗をかいてしまっては熱中症も心配されます。薄手のカーディガンやジャケット、ストールなど、脱ぎ着のしやすい上着、いわゆる羽織物を1枚用意して、自宅はもちろん、外出先などでもすぐに体温調節ができるようにしておきましょう。

春、秋以外でも「季節の変わり目」には要注意です。今回紹介した以外にもしっかりとした睡眠やバランスのとれた食事など、健康的な生活を意識し、活き活きと仕事に取り組めるようにしていきましょう!

参考:https://panasonic.co.jp/pisj/useful/karada/tsuyu_no_kenkou.php

Copyright c syshan.jp all rights reserved.