花粉症の最新治療

2023年03月21日 社員のつぶやき

春の陽気が続いていて、外を歩くのも気持ちがよい季節ですね。

マスクの着用も任意になりましたが、この時期は花粉に悩まされまだまだマスクが手放せない方も多いかと思います。

今年の花粉飛散量は過去10年で最大と言われているんですよ!

症状は人それぞれですが、近年は服薬以外の治療法も確立されてきています。

くしゃみをしている人のイラスト(花粉症) | かわいいフリー素材集 いらすとや眼と鼻をこすっている人のイラスト(花粉症) | かわいいフリー素材集 いらすとや

1 花粉予防

まず重要なことが花粉を避けること。換気も必要ですが、できるだけ窓を開けない、洗濯物を外に干さないなど、家の中に花粉を入れないことも必要です。

また、症状の強さは花粉の飛散量だけでなく、体調にもよります。不規則な生活やストレスで自律神経が不調になると、花粉症の症状も強くなります。

2 薬

市販もされている、アレグラ、クラリチン、アレジオンは抗ヒスタミン薬の中でも副作用が少ない点で良い薬ですが、今季は、例年より一段階強い薬が必要になる方も多いかも知れません。以下のような方法があります。

①複数の薬を組み合わせる:抗ヒスタミン薬だけでなく、抗ロイコトリエン薬、点鼻ステロイド、点眼薬を、患者さんの症状や環境から判断して組み合わせます。

②眠くなっても良い時には、効き目の強い薬を選ぶ:抗ヒスタミン薬は効き目の強さと、眠気の副作用とが、しばしば比例します。

③内服ステロイド:短期間、少量の服用が、眠気の副作用もなく、有効です。

④新しい薬(貼り薬、薬効の違う薬の合剤、倍量の服用が許されている薬など)が有効な場合もあります。

⑤注射薬(ゾレア):昨年から重症の花粉症に対して適応となった、今までとは全く違う効き目の薬です。

https://www.fukami-orl.com/sinusitis_allergy/laser/

3 舌下免疫療法

他の治療と違い、花粉症を根本的に治せる可能性のある方法です。

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。

治療薬を舌の下に置き、おくすりごとに定められた時間保持したあと、飲み込みます。その後5分間はうがい・飲食を控えます。

※スギ花粉症の場合、スギ花粉が飛んでいない時期も含め、毎日服用します。

長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。                           https://www.torii-alg.jp/slit/

いずれの治療に関しても医師の診断が必要となりますが、対処療法しかないと諦めていた方や、症状がひどい方、副作用等もありますので理解した上でぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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