ちょっとした実験 NASのSSD化

2022年12月14日 仕事のこだわり

廃棄予定のテラステーションで内蔵HDDをSSDへ置き換えればどうなるのか前々から試してみたかったのでやってみました。

まず問題として3.5インチ用のマウンタは付属しているので同じ3.5インチのHDDへの換装は簡単ですが2.5インチのSSDのマウンタはどうにかするしかありません。

実験前にRAID構成は解除し2、3、4番のHDDを管理画面で取り外し状態にしてHDDを物理的に外しました。

インターフェースは共通のS-ATAで接続部分は同じなので今回はテストなのでそのままSSDをブッさしました。w

1番のHDDはそのままで3番と4番にSSDが宙づりとなってこれを移動とか危ない状態ですが軽いSSDだからこそ何とかなっている状態です。

続けて3番4番のSSDをフォーマットし認識させて3番4番をRAID1で構成し直しです。

共有フォルダを管理画面から作成し準備は整いました。

転送速度の結果は

現行機の通常のHDDのNASの場合

SSDの方がほぼ遅い結果となりました。

NAS本体の世代が違うので内部の処理速度の違いもありますがSSDの得意なランダムR/Wもそれほどよくありません。

ちなみに4台SSDフル換装でRAID0およびRAID5のパターンでも転送速度はほぼ同様でした。

SSDに特化したNASなら速くなる可能性もありますが書き込み回数の制限等の耐久性を考えたらNASの場合まだSSDは時期尚早かなと思います。

特に1GbpsのLANでは120MB/sあたりが上限なので10Gbpsが一般化するまでは現行機のNASも速度は頑張っている方かもしれません。

それにしてもランダムアクセスはもうちょっと何とかならないのかなと思います。

 

追記

現行機もSSD化して測定してみました。

ランダムreadはHDDと比較してほぼ変わりませんがランダムwriteは2~5倍の速度が出ています。
一応向上していますがHDDとSSDの速度差よりもNASの世代の違いによる内部処理の高速化の方が影響が大きいと言えると思います。

 

 

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