2022年のトレンド!なぜ高たんぱくが流行っているのか?
こんにちは!寒暖差激しい日々いかがお過ごしでしょうか?
今日は今、流行ってるタンパク質についてのお話です!
かつてはボディビルダーやアスリートが体づくりのために取り組んでいた「高タンパク」の食事。しかし、今や若い女性や高齢者も美容や健康のためにプロテインや高たんぱくな食事を意識する人が増加中です。
この流行の背景には、“腹筋女子”や“筋肉体操”・“ジム通いのサラリーマン”といった「筋肉ブーム」があります。それに加えて、幅広い年代から「タンパク質が美と健康のベースになる」という認識が定着してきたことがあるようです。
高タンパクのメリット
高タンパク食は、私たちの永遠の課題である「ダイエット」の強い味方となります。
その理由の一つは、高たんぱくの食事を食べたときに小腸から分泌される「コレシストキニン(CKK)というホルモンによって、満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止に役立つからです。
また、三大栄養素の一つであるタンパク質は、そのほかの糖質や脂質に比べて最も脂肪になりにくい性質を持っています。同じカロリーを摂取するにしても、脂肪として蓄えられにくいのは、ダイエット中にはとてもありがたい存在です。
さらに、タンパク質は中性脂肪を分解するリポタンパク質リパーゼをつくる材料となるため、ダイエッターにおすすめの栄養素といえるでしょう。
タンパク質とは?1日にどれくらい必要?
タンパク質とは、20種類のアミノ酸が結合して構成されている栄養素です。人体の60%は水分で構成されており、残りのうち15〜20%はタンパク質で構成されているといわれています。したがって、タンパク質は私たちが生きていくためには必要な栄養素であるといえます。
タンパク質は体内における重要な役割を果たしています。たとえば、臓器や筋肉、肌,髪、体内のホルモンや免疫物質などをつくり出します。
また、タンパク質はトレーニングなどの運動を行うと消耗しやすいという特徴があります。
タンパク質不足にならないためには、成人男性では1日に60g、成人女性は1日に50gのタンパク質を摂取することを厚生労働省は推奨しています。
タンパク質の含有量まとめ
タンパク質を豊富に含み、かつ手に入れやすく食べやすい食品のタンパク質含有量をまとめてみました。(文部科学省 食品成分データベース参照)
▪肉類(100gあたりタンパク質含有量)
生ハム(24.0g)、鶏ささみ(23.0g)、ローストビーフ(21.7g)、牛もも肉(21.2g)、豚ロース(19.3g)、鶏砂肝(18.3g)、ロースハム(16.5g)、ウインナー(13.2g)となっています。
▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)
イワシ丸干し(32.8g)、いくら(32.6g)、焼きたらこ(28.3g)、するめ(69.2g)、かにかまぼこ(12.1g)、魚肉ソーセージ(11.5g)などがあります。
▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)
卵黄(16.5g)、ピータン(13.7g)、ゆで卵(12.9g)、ウズラ卵生(12.6g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、卵白(11.3g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)です。
▪大豆製品(100gあたりタンパク質含有量)
きな粉(35.5g)、油揚げ(18.6g)、納豆(16.5g)、がんもどき(15.3g)、厚揚げ(10.7g)、こしあん(9.8g)、豆腐(6.6g)、豆乳(3.6g)となっています。
▪乳製品(100gあたりタンパク質含有量)
パルメザンチーズ(44.0g)、脱脂粉乳(34.0g)、プロセスチーズ(22.7g)、カマンベールチーズ(19.1g)、クリームチーズ(8.2g)、植物性生クリーム(6.8g)、ヨーグルト(4.3g)、牛乳(3.3g)です。ただ乳製品は各商品によりタンパク質含有量に差がありますので成分表記で確認しましょう。
ただタンパク質と一口に言っても、例えば乳製品に含まれているタンパク質と大豆製品に含まれているタンパク質では働きが違います。また、消化吸収に必要とされる時間が異なっています。
そのため、タンパク質を摂る際には単一の食品ではなく、いくつかの食品を組み合わせて摂るとより効果的だと言われています。
高タンパク質食品で、しかも含まれているタンパク質の種類が違う食品をいくつか目安として知っておくと、外食の時やコンビニで食事を選ぶときにも、賢く選ぶことができますよ。