最近の電気は高い!?【燃料調整とは】

2022年10月14日 仕事のこだわり

皆さんは今の電気代高騰に関してどれくらいご存じでしょうか?

電気代高いとは思っていたけどなぜかよく分からない…

そんな方の少しでも助けになればと思います。

 

一般家庭の電気料金に関して

基本料金

 

従量電灯Bの場合 - 286円×契約アンペア数 / 10
従量電灯Cの場合 - 286円×契約kVA

 

電力量料金

各社実際使用した電力量に応じて 段階的に使用料金が発生します

・東電の場合
-120kWhまでの使用の場合は
1段階料金になり 1kWh あたり19.88円が乗算されます

-120kWh – 300kWhまでの使用の場合は
1段階料金に加え
2段階料金になり 1 kWh あたり26.48円が乗算されます

-300kWh以上使用の場合は
1段階料金、2段階料金に加え
3段階料金になり 1 kWh あたり30.57円が乗算されます

燃料費調整額

東電が言う所の燃料費調整額とは

・原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の
貿易統計価格にもとづき、毎月平均燃料価格が算定されます。

その平均燃料価格(実績)と、平成24年1~3月平均の貿易統計価格に
もとづき設定した基準燃料価格との比較による差分を元に、算定し、
電気料金に反映するというものです。

簡単に説明してしまうと

原油資源等の価格が上がったり下がったりすると発電するコストも変わってくるので
一定の基準値を定めてそれを上回るか下回るかで
請求する金額を調整する為に電気使用量に応じて徴収しようというものです。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギーと呼ばれる
太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電
を国が導入を進めたいが通常の発電設備に比べて導入コストが高い為
電気を使う皆さんから電気使用量に応じて徴収しようというものです。

 

昨今の電気代高騰原因は?

前述した通り燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は

使用量に応じて計算されるものです。

勿論どちらも単価が決まっておりそれに応じて料金がされております

・燃料費調整額推移

・再生可能エネルギー発電促進賦課金

環境省のサイトを見てみると
1世帯が1年間に消費した電気量は4,047kWh
1ヶ月に換算すると337kWh消費しているようです。

https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/index.html

 

毎月337kWh使用しているとして
燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を
2022年11月と2020年12月の単価で計算してみると

 

・燃料費調整額計算

2022年11月  9.72円×337kWh=3,275円
2020年12月 -5.01円×337kWh=-1,688円

差額が4,963円となります

・再生可能エネルギー発電促進賦課金計算

2022年11月 3.45円×337kWh= 1,162円
2020年12月 2.98円×337kWh=-1,004円

差額が158円となります

 

昔から電気使用量変わらないと思うけど

料金上がった気がするなと思われていた方正解です。

電力使用量が変わっていなくても大元の単価が変わっているのが大きい事が分かると思います。

 

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