血中酸素濃度の健康な数値って?

2022年06月14日 社員のつぶやき

“健康優良企業”を目指し、本年も社員全員の健康診断が行われている弊社。

実は先日私も健康診断に行ってきたのですが、麻酔有の胃カメラ検査中に『呼吸不全に陥っていましたよ!』と言われてしまいました💦 え、全然自覚無いからびっくり💦💦

休憩中にパルスオキシメーターの数値が80まで下がっていたと言われ、これは正常値の90台に比べてだいぶヤバい数値、とのこと。そこで、最近割とよく聞く“血中酸素濃度”について調べてみました。

昨今のコロナウィルスの蔓延に伴って普及したパルスオキシメーター。(体温計的な感じで、我が家にもひとつあります!)

日本語では“経皮的動脈血酸素飽和度測定器”。どうやって計測しているかと言うと、皮膚の上から光を当て、動脈血の「赤み」を測定していて、実はこの機械、開発されたのは日本だそうです!

使い方は超簡単♪クリップになっている部分を開いて指を挟み、爪の部分が発光部にあたるように奥まで差し込むだけでOK。

こちらを使って簡単に血中酸素濃度を測ることができますが、そもそも血中酸素濃度の正常値ってどのくらいなのか?

「赤み」の素=赤血球に含まれるヘモグロビンという色素は酸素とくっつく性質を持っていて、酸素とくっつくと赤くなり、酸素から離れると黒くなるという性質を持っています。

肺で酸素をため込み、心臓から飛び出したばかりの新鮮な血液は鮮やかな赤。パルスオキシメーターは「血液の赤み」を測定するので、つまりは「肺から酸素をしっかり取り込めているか」を測ることができる、という仕組みです。

パルスオキシメーターで測る数値を、動脈血酸素飽和度(SpO2)と呼び、これは血中のヘモグロビンのうち、何%のヘモグロビンが酸素と結合しているかを示しています。(最大値は100)

こんなイメージ↓↓↓

そして血液中に含まれている酸素(=酸素分圧)と、酸素飽和度(SpO2)の関係は以下の“酸素解離曲線”グラフのようになります!

通常、若い方の正常な血液中の酸素飽和度は98%程度。
高齢者になると95%程度、とやや低下傾向になります。
機械の誤差を含め、基本的に95~99%であれば健康上あまり大きな問題はありませんが、肺や心臓に慢性的疾患が無い場合、基本的に医師は93%程度になると焦り始め、90%を切ると慌て始めるそうです💦💦これを下回ると呼吸不全とされます。

うーーーん確かに、こう見ると“80”という数値はガッツリ呼吸困難!!o(^_^;)o

グラフで見ても、ここを下回ると急激に低下!色々な臓器が十分な酸素を受け取れなくなってくるため危険な状態となっていきます。

この目安が機械に指をちょっと挟むだけでわかってしまう現在の医療技術はすごい!!

せっかくなので、コロナウィルス対策だけでなく、普段の健康維持にも役立てていければ良いですよね♪

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