5大クラウドストレージ比較解説
今の時代ビジネスを円滑にこなす上でスマホとPCの連携は欠かせません
そんな中で活躍するのがクラウドストレージサービスです。
クラウドストレージとは、インターネット上にファイル保存・共有できるように設計されたサービスです。オンラインストレージ、オンラインファイルサーバーなどと呼ばれることもあります。
Webサイトを複数人で制作する際は、原稿や写真などの素材の受け渡しや、デザイン案チェックなどのやり取りが発生します。そんなときクラウドストレージなら、チームメンバーでいつでも同じフォルダにアクセスできるため重宝します。
無料で使えるサービスも多いので、結局どれが一番便利なの?と知りたい人のために、代表的な5つのクラウドストレージの機能と特徴をまとめて紹介します。
1.使いやすさNo.1 Dropbox
- 無料容量:2GB
- 公式サイトへのリンク
- 有料版:Dropbox Plusは、1TB/年額12000円
便利に使えるクラウドストレージの代表格です。Dropboxを設定すると、PCのデスクトップや書類フォルダのような感覚で登録したPCのすべてで指定フォルダ内のファイルを同期できます。Dropboxフォルダはどのパソコンでも同じ環境が常に保たれシームレスに利用できるので、作業環境の違いを感じられなくなるほどです。
スマホアプリをインストールすれば、PCのデータをスマホからすべて閲覧できます。この場合スマホにはデータが保存されていません。必要になる毎にオンラインで参照することになるので、通信環境がない場所でファイルを参照する予定がある場合は「オフラインで参照可能にする」オプションを使って予めファイルをダウンロードしておきましょう。
注意点としては、共有フォルダを設定した場合に、基本設定では1人のユーザーがファイルを削除または移動するとそのほかのユーザーの環境からもファイルが削除されること。ファイルの移動をする際は、全員にとって不要なのかどうかを考え、オプションを選択しましょう。
有料サービスでは1TBの保存領域が得られるほかファイルの履歴保存が可能になるので、バックアップシステムとしても利用価値があります。法人向けにはDropbox ビジネス版があります。
2.Office 365と連携するなら、OneDrive
- 無料容量:5GB。
- 公式サイトへのリンク
- 単体の有料版は50GBで月額249円の1プランのみ。Office 365やOffice 365 soloを利用している場合は1TBまで追加料金なしで利用できる
マイクロソフトのクラウドドライブです。Office 365に契約していれば、OneDriveは1TBまで利用できるので使わない手はありません。そして、機能面での特長は、Office 365との連携です。WordやExcelのドキュメントを使う場合、OneDriveとOfficeオンラインとの連携により、ブラウザベースのアプリやスマホアプリを使い、Officeのドキュメントの管理・作成・共有がスムーズに行えます。
個人版ではOneDriveのサーバー接続のみですが、ビジネス版ではSharePointも接続できます。PCアプリのUIについてはWindows版のほうが優れていてデスクトップ上のフォルダやファイルと同じように扱えます。
Macユーザーが注意したい点は、ドライブに保存するファイルの圧縮方式がWindowsのみの対応となっている点です。Macで圧縮したzipファイルはWindowsと互換にならず、相手の環境で文字化けする場合があるようです。必要な際はCleanArchiverなどのユーティリティを使いましょう。また、MacではアプリをインストールしてもFinder上でフォルダの共有設定ができません。そのため、ファイルの同期以外のほとんどの操作はブラウザ上で設定します。
ビジネス版は、OneDrive for Businessで、単体利用のほかOffice 365とセットで利用できます。
3.無料で使える容量No.1 Google Drive
- 無料容量:15GB(※ただしメールボックス、高解像度写真を含む)
- 公式サイトへのリンク
- 有料版は100GBからスタートし、1TBごとに年額15600円
Googleの提供するクラウドドライブサービスです。WindowsではiCloudもないですから、人気がありますし、無料領域が大きいのも特徴です。またGmailを使っていればそのアカウントですぐに利用開始できるので、登録手続きの手間も少ないでしょう。
スマホアプリはサービス名と同じくGoogle Driveです。また写真のバックアップをしたいときはGoogle Photoアプリを使いましょう。デスクトップのアプリはGoogle バックアップと同期という名前になっていて、ドキュメントのバックアップと同期、写真のバックアップがまとめて行えます。
Google Driveはファイルの共有をした際、作成者のドライブのみ容量が消費され、共有された相手は容量を消費しません。すべての人が容量を負担する必要がある他のサービスに比べて容量が節約できます。
4.Amazon Primeユーザーならこれ、Amazon Drive
- 無料容量:なし
- 公式サイトへのリンク
- ※アマゾンプライム利用者に限り、Prime Photoが適用され写真の保存が制限無しで保存可能。
- 有料版:1TBごとに年額13800円
Amazon Driveはデータのバックアップや個人向けクラウドとして使う利用イメージです。AWSの人気に裏打ちされたクラウドですから、信頼度は高いサービスと言えるでしょうが、ファイルのグループ活用のような機能はいまのところありません。
バックアップにはスマホではAmazon Drive、およびPrime Photoというアプリがあります。PCでもAmazon Driveアプリがあり、簡単にファイルの同期ができます。
Appleユーザーならこれ、iCloud Drive
- 無料容量:5GB
- 公式サイトへのリンク(iCloudの一機能です)
- 有料版は50GBで月額130円〜。最大2TBまで。
iCloud Driveは、個人のためのデータバックアップとクラウドストレージ機能に、少数の家族や知り合いとライトなファイル共有を行うイメージで使うサービスです。利用者は当然、iPhone、iPad、Macユーザーに限られますが、OSレベルに統合されているところはさすが使いやすいです。
macOS HighSierraでは、初期設定で「デスクトップ」と「書類」フォルダは、自動的にiCloud Driveと同期しています。これで、ノートパソコンとデスクトップを複数使い分けている場合も、デスクトップへの「うっかりデータの置き忘れ」を心配する必要がなくなりました。
スマホのiPhoneやタブレットのiPadといったiOSでは「フォルダ」の機能が使えるようになったため、iCloud Driveに保存したデータは「フォルダ」から閲覧できるほか、iPhoneからも「フォルダ」に保存すればPCからデータを開くことが簡単にできます。これで、PCに送りたいために、画像やファイルをメールで送ったりする必要もなくなりました。
ファイルの共有リンクの作成などは簡単ですが、フォルダやファイルを共有してチームで共同作業するといった機能は想定されていないらしく、あくまで、ちょっとしたファイル単位の共有や大容量データのメール送信の補助用として使う設計です。
難点は、写真の保存領域は無料ではないことです。スマホの写真や動画をクラウドにおくことができますが、すぐにディスクがいっぱいになってしまうことを考えると、容量が心配ならオフにする、大きめの契約する、定期的に別のクラウドにもデータをバックアップしておくなど策を講じるべきでしょう。
活用方法
様々なサービスがある中で自分がどのスタイルが合うのか検討しながら有効に活用していくと良いでしょう。
例えばアンドロイド×Windowsユーザーなら
容量の多いGoogleDriveをメインに使用し必要に応じて他のサービスを利用しましょう。
iPhone×Windowsユーザーなら
iPhoneでオフィスソフトを使用したいのなら
OneDriveが良いかもしれませんし
容量は少ないですがDropBoxも使い勝手が良いでしょう
iPhone×macユーザーなら
iCloud Driveをメインに使用し
容量不足をGoogleDriveで保管するのが良いでしょう
おおよそどのデバイスからも各サービスは利用できますが
iPhone×Mac、アンドロイド×Windowsのように
使うスマホに合わせてPCを購入する事で
業務効率がさらにアップするでしょう!
PCの購入はシステム販売へご相談ください!!