ぷっくりとしたフォルムの中に可愛らしいミニパーツが散りばめられ、キラキラと輝きを放つレジンアクセサリー。手作りするのも楽しく、オリジナルの可愛いアクセサリーを作る方がいっぱいいらっしゃいます。
でも、そもそもレジンっていったい何なのでしょう?
レジン=「樹脂」
お店にはとてもたくさんの種類のレジンが出回っていますが、一般的にレジンアクセサリーを作るという場合に使われるレジンは、大きく分けて次の2種類になります。
エポキシレジン(2液混合型)
主剤と硬化剤の2種類の液体を混ぜることで化学反応を起こし、硬化させるタイプのレジンです。(2液の名称は商品により異なります。)
完全に硬化するまでに、使う量や気温などの環境に左右されますが、1日から3日ほどかかります。
厚く固めることが可能で応用力が高いので、より立体的な作品を作りたい場合は、こちらのレジンが適しています。
UVレジン(紫外線硬化型)
こちらは1液型。紫外線を当てることにより硬化します。
UVライトなどの器具を使えばたった5分で硬化が完了し、エポキシレジンよりも早く作業ができるというメリットがあります。UVライトがなくても、良く晴れた日の太陽光に当てておくと、早くて30分から1時間くらいで硬化させることもできるようです。
紫外線が届く範囲しか硬化しないので、あまり厚く盛りすぎた作品の硬化は厳しいです。
ただ、いきなり盛りすぎるのではなく、硬化→重ね塗りを何度か繰り返し行うことで、ある程度立体感のある作品も作れますので、工夫次第でオリジナルアクセサリー作りが幅広く楽しめます。
(※左がエポキシレジン、右がUVレジン。色の濃さは素材の違いとは無関係です。)ちなみに100均一でも手に入るレジンは、UVレジンのほうになります。UVレジンは、元々は接着剤や塗装の硬化を促進するような使われ方をされていたものなのですが、ここ最近アクセサリーなどの創作に使う方が増えてきて、品質も随分よくなっているようです。
100均のUVレジン液!
各100均一でいろんな商品を取り扱われているから、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ダイソーのUVレジン
内容量はハードのみ5g。あとはセリアと同様の4gです。
*2017/11月現在の容量ラメタイプのものは、最初からラメが封入されているので特に初心者さんにはありがたいですよね。気泡が目立ちにくいのも嬉しいです。ただし、ラメタイプのものだけで作品を仕上げようとすると、全体的にラメラメになってクドくなってしまうので、普通のハードタイプのものと併用して作ったほうがよりニュアンスのある作品に仕上がるでしょう。ニオイについてはダイソーのものがいちばんキツイという意見も・・・
オロナイン軟膏のような容器に入っており、液体の注ぎ口に関しては、セリアのほうに軍配が上がりますが、垂らした時に気泡が出来にくいです。他の100均レジンと比べて硬化に時間がかかること、ハードタイプは仕上がりにややベタつきが感じられることなどが難点として挙げられますが、使用に差し支えるほどではなく、粘度が低くてサラサラしていることから気泡も抜きやすく、扱いやすいという声もあります。
ダイソーのカラーレジン
2017/11月時点で今回確認できた色は下記でした!・クリアピンク
・ホワイト
・ミルキーピンク
・クリアブルー
・クリアセピア
・ミルキーグリーン
その他人気のUVレジン液
清原(KIYOHARA)UVレジン液
容量は5g、25g、55gがあります。ハードタイプが人気。硬化速度が抜群に早く、匂いも気にならない程度で、気泡が入りにくく、適度な粘度で作業しやすい、仕上がりの透明度もよくベタつきもない、と、トータルで満足度の高い商品といえます。ただネックはお値段の高さ。現在Amazonで55g2,000円程度で販売されていますが、ちょっとお試しするには躊躇する価格かもしれませんね。
パジコ・太陽の雫
- 清原と並んで人気の高いのがこちら、太陽の雫です。
容量のバリエーションは豊富で、5g、25g、100g、200g、500g。大量生産される作家さんなどにも需要が高いです。お値段は25g1,000~1,500円と、やはり少しお高めです。ハード・ソフト・グミーの3種類あり、用途に合わせて質感を選べ、ミックスすることで新しい作風にも挑戦できるようです。清原のものに比べると粘度が低く気泡が潰しにくいという方もいらっしゃいますが、硬化速度も早くベタつきもなし、透明度の高い仕上がりも美しく品質が安定していることから、リピート率も高めです。
100均のレジンと高品質レジンとを合わせて使う方も!
いいとこ取りの使い方
ちょっとした裏技になりますが、中の部分に100均のレジン液を流し、表面部分には高品質レジン液を使って仕上げるというテクニックを使う方も!
100均レジンは100円と考えるとコスパがとても高いですが、やっぱり時間が経つと黄変と言って、黄色っぽく変色してくることや表面のベタつきが増してくることなどからがっかりされる方も多くいらっしゃいます。
高品質レジンを使うと経年劣化も少なく、満足度の高いものができあがりますが、お値段が高すぎてちょっと手が出しづらい・・・
そんなことから、中身を100均レジンで作り、表面を高品質レジンでコーティング的に仕上げる、という使い方をされる方もいらっしゃるようです。
少なくとも100均レジンが空気に触れて劣化することは防げそうですから、これはなかなか興味深いアイデアです。
黄変を防ぐならトップコートという考え方も
単に黄変を防ぐというだけなら、表面をトップコートでコーティングする、という手もあります。レジンの黄変の原因は様々ですが、やはり長時間空気にさらされているのは一番の原因となりえると言われています。100均のトップコートを使えば、随分安上がりに仕上がるのでトライしてみる価値はありそうですよね。
また、黄色が目立たないよう、クリア仕上げにするのではなく、最初からあえて色を入れて仕上げる、という手もあるようです。
100均レジンを使いたい方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
レジンアクセサリーに必要なもの
ダイソーのクラフト素材
レジン液については、より本格的なものをと思われる方には、100均のものだと満足を得にくいこともあるかもしれませんが、レジンアクセサリーを作るために必要な材料は、100均のものでもクォリティの高いものが多く、品揃えも豊富なため、100均で揃えてもかなり楽しく遊べますよ。
1.レジン液
初心者さんでも扱いやすく、100均でも手に入りやすいUVレジン液がオススメです。
好みのレジン液を用途や予算と相談しながら手に入れてみてください。
2.ミール皿のような土台
こちらはダイソーとキャンドゥのものですが、セリアなどでもアンティーク調の素敵な土台パーツが各種手に入ります。
ダイソーには手作りレジンアクセサリーキットもあります
こちらも何から揃えたらいいのかよくわからない初心者さんには嬉しい配慮ですよね。
3.シリコン型
立体的な造形に便利なレジン用のシリコンモールドも100均で手に入ります。こちらはキャンドゥのもの。他にハロウィンの十字架の形なんかもあるようですよ。
クラフトレジンに使うシリコン型は、硬化時に紫外線を透過させなければならない関係から、透明か半透明のものを使ったほうがいいそうです。
4.フレームパーツ
5.デコパーツ
クラフトレジン専用の封入パーツもありますが、ネイルコーナーにあるデコパーツなども親和性が高いです。ここがデザインの肝にもなりうるので、工夫して面白いパーツを仕入れたいですね!写真はダイソーとキャンドゥの商品です。
6.シールやデザインシートなど
こちら、キャンドゥの宇宙柄のPET製デザインシートは、最近人気の宇宙柄レジンを作るのにも便利と評判です。
7.ラメパウダー
仕上がりをキラキラにしてよりクォリティ高く♪
こちらはレジン用のものですが、ネイル用のグリッターパウダーと蓄光パウダーでもどちらでも併用できます。ネイル用品ならキャンドゥが豊富ですので、いろいろおもしろいものが手に入りそうです。
最近話題になっているのが蓄光パウダーで、暗闇の中でほの光る様が幻想的で、より個性的な作品作りに活用できます。
8.UVライト
こちらは必須ではありませんが、レジンクラフトにハマってくると、より素早く硬化させて作業効率をアップさせるためには欠かせないアイテムになってきます。ダイソーをはじめとする100円均一でも手に入るので是非新たな趣味にいかがでしょうか?
¥ 3,132