あの手この手の虚偽メール。今回はマイナンバーをうたって横行

2017年04月13日 情報セキュリティコラム

毎度毎度イタチごっこで増加の一途をたどる虚像メールによる個人情報の奪取。ここ最近ではマイナンバーをうたうケースが多いと関係省庁やを呼びかけています。

“マイナンバーの新年度更新”というウソのアナウンス

今回多発しているのは下記のような虚像メール。

引用元:https://www.j-lis.go.jp/

季節がら、新年度で何かと更新がある時期に実にタイムリーそうなタイトル・・・。そのメールを開き、更新を装ってフィッシングサイト(情報を抜き取るためのホームページ)に誘導。だまされたユーザーさんはそこで大事な個人情報(マイナンバーだったり、あるいはクレジット番号だったり、家族構成だったり…etc)を入力し、誰だか知らない第三者に開示してしまうことになりえてしまいます。

それをやってしまうと、マイナンバーやクレジット番号であれば当然悪用できてしまいます。具体的には他人がマイナンバーであなたを装ったり、クレジットを勝手に悪用してキャッシングや買い物されたり等怖いこと尽くめです。

そして家族構成というのも悪用対象です。とくにお子様がいらっしゃる場合、住所と生年月日が流出してしまうと、名簿業者が買っていきます。これは子供の成長にはイベントがつきもので、販売促進するうえでの有効な情報になってしまいます。なので、欲しがる人(企業?)は多いのです。

知らない所からのメールはまずは疑う

ちょっと話がそれてしまいましたが、まずこういった虚像メールは疑ってかかるのが鉄則です。そもそもマイナンバーの何とかがメールで来るなんてありえません。
(マイナンバーの交付時にメールなんて登録しませんしね・・・)

コンピューターウイルスも虚像メールもそうですが、基本的に流行りだしてから注意勧告⇒対策等が行われます。そのため、誰しもが流行りだす前に自分のところにそういった矛先が婿可能性だって有りえてしまいます。

そのため、普段からこういったことはよく考え・疑ってかかるような癖付けをし、万が一の時のリスクを回避できるようにスキルとして身につけておくことが大切です。

流出してしまった情報は止められませんから、本当に気を付けないといけません。今回の内容の詳細は地方公共団体情報システム機構(J-LIS)に掲載されていますのでご確認ください。

さんぺー

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