エクスプローラーでのPDFプレビュー表示を有効にする方法について
最近、お客様から「エクスプローラーのプレビューウィンドウでPDFの中身が表示されなくなった」というお問い合わせが急増しています。
今までクリック一つで中身を確認できていたのに、いちいちファイルを開かないと内容が分からないのは、業務効率が落ちてしまい非常にストレスですよね。
実はこれ、マイクロソフトのセキュリティ方針変更による影響なんです。
本日は、この不便な状況を解消するための「最新の対処法」をご紹介します。特にローカルファイル(デスクトップ等)の解決策は少し裏技的な手順が必要ですので、ぜひ参考にしてください。
なぜ急に表示されなくなったのか?
2025年現在、セキュリティ強化の一環として、WindowsのエクスプローラーにおけるPDFプレビュー機能に制限がかかるようになりました。
特にインターネットからダウンロードしたファイルや、外部から入手したファイルに対して、システムが「安全かどうかわからないため、プレビュー表示(プログラムの自動実行)をブロックする」という挙動をとっていることが主な原因です。
解決策1:共有フォルダ(NAS・サーバー)上のファイルの場合
会社のファイルサーバーやNASに保存されているPDFが見られない場合は、比較的簡単に解決できます。
【手順】
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コントロールパネル等から「インターネットオプション」を開きます。
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「セキュリティ」タブの**「信頼済みサイト」**を選択し、「サイト」ボタンをクリックします。
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ここに、対象のサーバーのネットワークパス(IPアドレスやサーバー名)を追加します。
これで、「このサーバーは安全だよ」とPCに教えることができ、プレビューが復活します。
解決策2:ローカルフォルダ(デスクトップ等)の場合
問題はこちらです。
デスクトップやドキュメントフォルダにあるファイルは、プロパティから個別に「許可する」にチェックを入れれば見られますが、全てのファイルにそれを行うのは現実的ではありません。また、Cドライブなどのローカルパスは「信頼済みサイト」に登録できない仕様になっています。
そこで、「自分専用の共有フォルダ」を作って、擬似的にネットワーク経由でアクセスするという解決策をご提案します。
【設定手順】自分専用共有フォルダの作成
ここでは例として「デスクトップ」上のファイルを見られるようにします。
STEP 1:フォルダの共有設定
まず、「デスクトップ」フォルダ自体を右クリックし、「プロパティ」>「共有」タブから共有設定を行います。
※重要※ セキュリティのため、アクセス権限(アクセス許可)は自分自身のアカウントのみに設定してください。他の人に見られないようにするためです。
STEP 2:ネットワークパスの確認
エクスプローラーのアドレス欄に \\コンピュータ名 を入力してEnterキーを押します。
すると、先ほど共有した「デスクトップ」フォルダが表示されるはずです。これが今回の「擬似ネットワークパス」になります。
STEP 3:信頼済みサイトへの登録
解決策1と同様に、インターネットオプションを開き、「信頼済みサイト」に、STEP 2で確認したパス( \\コンピュータ名 )を登録します。
STEP 4:専用ショートカットの作成
STEP 2で表示したフォルダ( \\コンピュータ名\デスクトップ )のショートカットを作成し、デスクトップの使いやすい場所に配置します。
【最重要】運用の際の注意点
この設定を行った後、PDFをプレビュー表示させるためには必ず「STEP 4で作成したショートカット」からフォルダを開いてください。
今まで通り、PC内のパス( C:\Users\… )から普通にデスクトップを開いても、そこは「信頼済みサイト」とはみなされないため、プレビューは表示されません。
「自分専用の入り口(ショートカット)」を経由することで初めて、PCは「これは信頼できる場所のファイルだ」と認識してくれます。
まとめ
セキュリティが強化されるのは良いことですが、利便性が下がるのは困りものです。
今回の方法は、ローカルフォルダをあえて「ネットワークフォルダ」として扱うことで、セキュリティの許可リストに入れるという少しテクニカルな方法ですが、効果は絶大です。
「いちいちPDFを開くのが面倒くさい!」とお悩みの方は、ぜひこの設定を試してみてください。
参考:現在以下の方法では対応できなくなりました。
syshan埼玉オフィス発!!【Win11不具合】エクスプローラーでPDFプレビューが表示されない!犯人はまたもやWindows Update(KB5066835)だった話

















