【備忘録】Windows Updateが原因?有線LANだけネットに繋がらなくなった6時間の死闘

2025年10月06日 お役立ち情報

ある日突然、いつも使っているPCがインターネットに繋がらなくなる――。ITに少しでも関わる人間であれば、一度は経験したことがある悪夢のようなシチュエーションではないでしょうか。私も先日、久々にこの深い沼にハマり、実に6時間もの時間を溶かしてしまう羽目になりました。今回は、その苦闘の記録と、最終的にたどり着いた意外な原因について、備忘録として書き残しておきたいと思います。

奇妙な症状との遭遇

異変が起きたのは一昨日のこと。私の作業用PC(Windows 11)で、有線LAN接続でのインターネットが一切利用できなくなりました。ブラウザを開いても「このサイトにアクセスできません」と表示され、各種アプリケーションもオフライン状態。しかし、奇妙なことに、タスクバーの右下にあるネットワークアイコンは、いつもと変わらず「インターネット接続」と表示されているのです。

まるでPCが「ネットには繋がっているはずだけど、なぜか通信はできないんだ」と嘘をついているような状況。さらに不可解なことに、Wi-Fiに切り替えて無線接続すると、何の問題もなくインターネットが利用できます。また、同じネットワークに接続している他のPCでは、有線LANが問題なく使えていました。

つまり、「特定のPC」で「有線LAN接続の時だけ」インターネットが使えない、という極めて限定的で厄介なトラブルだったのです。

泥沼のトラブルシューティング

こうなると、原因の切り分けは困難を極めます。私はまず、ネットワークトラブルの基本に立ち返ることにしました。

  1. 物理層の確認: ルーター、ハブの電源を入れ直し、全てのLANケーブルを抜き差し。別のLANケーブルに交換してみるも、症状は変わらず。

  2. ネットワーク設定の確認: コマンドプロンプトで ipconfig /release と ipconfig /renew を実行し、IPアドレスを再取得。さらに ipconfig /flushdns でDNSキャッシュをクリア。しかし、これも効果なし。

  3. デバイスドライバの確認: デバイスマネージャーを開き、LANアダプタの状態を確認。エラーは表示されていませんでしたが、念のためドライバを削除して再インストール。最新版のドライバを探して適用もしてみましたが、状況は一向に改善しません。

Windows標準のネットワーク診断ツールを実行しても、「問題を特定できませんでした」という無慈悲なメッセージが表示されるだけ。ファイアウォールやセキュリティソフトを一時的に無効にしてもダメ。時間だけが刻々と過ぎていき、「これはハードウェアの故障か…?」という絶望的な考えが頭をよぎり始めた頃、ふと、最後の砦ともいえる存在を思い出しました。

そう、「Windows Update」です。

犯人は、やはりお前だったか…

藁にもすがる思いで「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を確認すると、トラブルが発生した時期と合致するタイミングで4件の更新プログラムがインストールされていました。

「もしかして…」。

私は、更新プログラムを一つずつアンインストールし、その都度PCを再起動してネットワーク接続を確認するという、地道な検証作業を開始しました。1つ目、2つ目、3つ目と削除しても、状況は変わりません。

そして、最後の望みをかけて4つ目の更新プログラム 「KB5065789」 をアンインストールし、PCが再起動した、その瞬間でした。

まるで魔法が解けたかのように、ブラウザは瞬時にホームページを読み込み、全ての通信が正常に復旧したのです。あの6時間にも及ぶ苦悩は一体何だったのか。原因が判明した安堵感と同時に、やり場のない怒りがこみ上げてきました。

毎度のことながら、システムの安定性やセキュリティ向上のためのアップデートが、逆に深刻な不具合を引き起こす。この本末転倒な事態には、本当に「いい加減にしてほしい!」と叫びたくなります。

もし、あなたが同じように「ネットワークアイコンは正常なのに有線LANだけ繋がらない」という謎の症状に悩まされているなら、一度Windows Updateの履歴を確認し、「KB5065789」の存在を疑ってみてください。この記事が、誰かの貴重な時間を守る一助となれば幸いです。

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