安くてコンパクト。でも、それだけに保存しておくのは危険…
つい先日聞いた悲鳴・・・
「データ入れてたんだけど急に見られなくなっちゃった」
最近ではSDカードやUSBメモリーも大容量であってもお手頃価格になっており、携帯性の良さや気軽さ、容量と価格のバランスの良さなどから常用している方も多いかと思います。
スマホやタブレットのデータもSDカードありきで管理されている方もいらっしゃるでしょう。
そして冒頭に上げたお客様もそのような運用をされていました。
とくに記録媒体(SDカード)だけを持ち運んで作業されるというスタイルだったため、使い勝手が非常に良いかったとのこと。
でも、「データが見られなくなっちゃった」という悲劇は突然やってくるんですね・・・
この時期だと忘れられがちな存在が静電気。
日本の夏の高温多湿ゆえの気候だと、冬ほどはバチッと来ませんが、それでも全くでないわけではありません。
ハードディスクのように円盤がグルグル回って処理をしない記録媒体を一般的にはフラッシュメモリーといいます。
SDカードやUSBメモリ、SSD(ソリッドステートドライブ)等がこれに該当します。
これらは電気的な読み書きを行うことでデータを保持して記録しているのですが、その読み書き時に外部からの電気ノイズ(静電気)等を喰らってしまうと、データが正しく取り扱われないことが起きえます。
今回のケースも、おそらくそういった状況でデータが消失したものと思われます。
確かに便利で使い勝手のいいSDカードやUSBメモリ。ただし使い方によっては諸刃の剣となってしまいます。
データの復旧方法もハードディスクほど確立されていませんので、基本的には諦め方向になります。
何事も適材適所。
便利な道具には表裏一体でリスクも伴いますので、運用は俯瞰的に考えたいものです。
さんぺ~