マスクの知識と選び方

2022年02月04日 社員のつぶやき

本格的な冬を迎え、乾燥した日が続いていますね。

今はマスクの着用が当たり前の世の中ですが、マスクはウイルスなどの侵入率を下げるだけでなく、喉の乾燥対策にも有効です。

マスクの供給が安定し、機能面でも「不織布マスク」が推奨されていますが、多くのメーカーから様々な形・こだわりのあるマスクが多数販売されています。

どれを選んだらいいか思わず迷ってしまう方も多いはず。

今回は不織布マスクの基礎知識・選び方に関して調べてみました!

不織布マスクとは

不織布マスクは一枚の布でできているように見えますが、実は3~4枚の不織布が重なってできており、内部にはウイルスや花粉などの粒子を捕集するフィルターが入っています。このフィルターも不織布でできていますが、粒子の捕集率をアップさせるような加工が施されています。 ガーゼ、布、ウレタンなど、マスクの素材にはさまざまなものがありますが、不織布マスクが最も感染対策効果が高いと言われています。

 

ろ過率の確認方法

■ BFE:バクテリア(細菌)ろ過効率
約3.0㎛の大きさの細菌を含む粒子をどれだけカットできるか示したものです。つまり、「BFE99%」との表記があれば、3.0㎛の大きさの粒子を99%の確率でカットすることができるということ。細菌による感染症や花粉症を予防する効果は高いと考えられます。

■ PFE:微粒子ろ過効率
約0.1㎛の大きさの粒子をどれだけカットできるか示したもの。PFEが高値であればあるほどインフルエンザウイルスなど粒子が非常に小さな病原体もしっかりカットすることができるということです。

■ VFE:ウイルスろ過効率
約1.7㎛の大きさの粒子をどれだけカットできるか示したもの。一般的なウイルスやウイルスを含んだ飛沫などの遮断効果を示しています。

ろ過できる粒子が小さく、ろ過率が高いほど性能がよいマスクと考えられます。

しかし、性能のよさとマスクの価格は必ずしも比例しません。マスクの価格は、産地やブランドなどの影響を受けやすく、流通コストなども上乗せされた価格になるため、PFEが低くても高額なケースもあれば、PFEが高くても安価なケースもあるのです。マスクの価格だけで判断するのはNG。しっかり表示を確認することが大切です。

気になる新型コロナウイルスの大きさは0.1㎛ほどですが現在のところ新型コロナウイルスは「飛沫感染」によって拡がっていると考えられていますので、飛沫をカットすることができる「VFE」が高いものを選ぶのがポイントですが、最近になってエアロゾル(空気中に漂う粒子のこと)による感染が起こるケースもあることが指摘されています。エアロゾルの大きさは飛沫より小さい場合もありますので、可能であれば「PFE」が高率なマスクを選ぶとよいでしょう。

不織布マスクは性能とフィット感で。

マスクを選ぶ際に大切なのは、フィルターの性能と顔のフィット感です。フィルターの性能はPFEやVFEの試験結果がしっかりと表記されていることでチェック。顔へのフィット感はマスクを着用したときに隙間がないか、鼻や口がはみ出ていないかを確認するのがポイントです。

その他にも「化粧が落ちにくい」「お肌に優しい」など、各社様々な特徴あるマスクが販売されていますので、性能・フィット感を踏まえた上で自分に合う高機能マスクを使うことをお勧めします。

 

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