高解像度だから偉いとは限らない!高解像度時代のパソコンの選び方。

2016年06月16日 社員のつぶやき

オリンピックやワールドカップ、世界大会等が近づくと必ずCMに出てくるといっていいテレビ。

最近では4K液晶というものもずいぶん浸透してきたことと思います。

4KというのはこれまでのFullHD(フルハイビジョン)と比べ、4倍の解像度を誇る液晶規格です。

例えば4KとFullHDを比べた場合、4Kは3840×2160、FullHDは1920×1080というサイズになります。

この数字は画面を描写する素子の点の数(縦×横)となり、数字が大きいほど多くの素子を保有することになります。

ここで注意なのは素子の点の数であって、液晶サイズではありません。


高解像度のテレビはきれい。だからパソコンも・・・

さて、最近ではパソコンのディスプレイにも4K相当の液晶パネルが採用されることが増えてきました。

単純にきれいさを求めるなら4K等の高解像度ディスプレイもいいでしょう。

けれどテレビとは違いますので、パソコンの場合には解像度の選び方も注意が必要なんです。

なぜなら解像度が上がるにつれて物理的に表示も細かくなってしまうからです。

液晶サイズそのまま。でも解像度が上がると・・・

一昔前までは、13型や15型の液晶を搭載するノートパソコンは大体1300×800という解像度でした。

ところが液晶技術の進歩や市場の動向から、高解像度が進んでいます。

最近では13型サイズで4K液晶を採用しているパソコンも一般的になってきました。

当然、液晶素子の数がそれまでよりも4倍以上保有していますから、液晶サイズは変わらなくても表示できる内容は4倍以上になるんです。

例えば、今まではワープロソフトを広げると画面がいっぱいいっぱいだったけれど、4K相当の液晶なら1/4の表示領域でそれが足りてしまうとかいう・・・一見便利そうですね?

でもそうとは限りません。

物理的な表示の大きさが小さくなる

最初に触れた通り、解像度は液晶サイズではなく、素子の数です。

つまり液晶サイズが同じもので、解像度がこれまでの4倍の場合、物理的な表示の大きさは1/4になることを意味します。

ちっちゃ!!!的な感じです(^^;

確かに表示域は広いですけど、見ていて疲れる大きさじゃ意味がありません。

一応は最近のWindowsの場合、OSとしての表示の倍率を1倍~4倍で切り替える機能もあることはあるので、調整はできなくはないですが。。。

対応していないソフトウェアも中にはあるため、ツールバー等が小さく表示されて窮屈な思いをすることも無きにしも非ずです。
(主観としては設計系のソフトに多い気がします)


見づらくて支障が出るなら高解像度の意味なし

テレビなどは滑らかな表示を採用していけばいいだけですから、一般的には高解像度なほどきれいになります。

ところがパソコンの場合には細かいところを見ていく作業が必要になりますから、必ずしも高解像度がいいとは限りません。

液晶サイズや用途に合った使い方をして、快適な作業環境を(^^)

さんぺ~

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