法人向けPC? 個人向けPC?
2020年1月14日Windows 7のサポートが終了するとの事で
ビジネスでパソコンを使用されている方は買い替えをご検討かと思います。
パソコンを買う時に法人用と個人用とありますがこの二つの違い分かりますか?
今回は法人用と個人用の違いを解説していこうと思います。
1:付属ソフトウェアの数が違う
まず大きな違いとしては、インストールされているソフトウェアの数が挙げられます。
個人向けのPCでは、家庭でも楽しめるように、様々なソフトウェアが初めからインストールされています。
一方の法人向けPCでは、業務に必要のないソフトウェアは一切入っていません。
これは業務上の使用において、必要最低限のソフトウェアに絞ることで、
- ムダに容量を圧迫してしまうこと
- 動作が重くなる
といったことが起きないように配慮された状態となっているためです。
そのため、業務で必要なソフトウェアは、必要に応じてその都度インストールしていくこととなります。
2:搭載している機能が違う
個人向けPCでは、家庭で動画や音楽などを楽しめるよう、液晶画面の画質やスピーカーが優れているものも多いでしょう。
また、ゲームなどを快適に楽しむためのグラフィックボードなどが搭載されているものもあります。
法人向けPCでは、業務上の使用目的が明確なことから、このような余計な機能は省かれていることがほとんどです。
こういった機能は、注文時に必要に応じて追加していくようにしましょう。
3:耐久性や保守性の高さが違う
業務で使用するPCでは、重要なデータを扱う機会が非常に多いものです。
そういった重要なデータが失われることのないよう、法人向けPCは個人向けのものよりも、衝撃に強い設計となっています。
また法人向けPCでは、各パーツの交換が簡単に行えるような仕様となっており、メモリ増設が必要となった際も、特に手間をかけることなく自身で行うことができるような配慮もされています。
4:セキュリティ性の高さが違う
企業が恐れる事態のひとつに、情報漏洩が挙げられるでしょう。
法人向けPCでは、こういったリスクに対応すべく、セキュリティについても考慮されています。
たとえば、以下に挙げるような機能を搭載した法人向けPCもあります。
- ・ストレージに対して暗号化機能を備えている
- ・ブラウザのタブを閉じることでマルウェアを消去
- ・攻撃された場合、自動でリカバリを行い最小限の被害にとどめる
- ・ウイルスなどのBIOS破壊からシステムを守る
5:サポートの充実度が違う
一般的に個人向けPCのサポート期間は、1年間となっているでしょう。
しかし法人向けPCでは、業務で長期間にわたり使用していくため、サポート期間はそれ以上に設定されていることがほとんどです。
またサポート期間については、延長も可能となります。
トラブルが発生した際は設置場所に担当者が訪問し、その場で修理を行ってくれます。
そのため、PCを使用できない時間が大幅に短縮され、業務への支障を最小限にとどめることが可能です。
またその場で修理を行うということは、情報漏洩のリスクも軽減できるため、その点でも法人向けPCの方が優れているといえるでしょう。