複合機のセキュリティに関する報道について

2013年11月11日 お知らせ

一部の大学、公官庁で複合機の情報が見えてしまう件は以下の理由により
一般的なネットワーク環境下では問題は無いと考えられます。

外からの不正アクセスやセキュリティホールを狙ったウイルスなどを防ぐには、ファイアウオールなどと呼ばれるセキュリティソフトが必要になります。ただし、ブロードバンドルーターを使っているのならば、使わなくても問題はありません。

 

 一般的に購入時の状態のブロードバンドルーターを使って、LANなどのネットワークを構築すると、そのLANではプライベートIPアドレスが使われます。IPアドレスには、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2種類があり、インターネットに接続する機器はグローバルIPアドレスが使われ、企業内や家庭内など閉じたネットワークではプライベートIPアドレスが使われます。プライベートIPアドレスは、インターネット上の機器から直接アクセスできないので、不正アクセスやセキュリティホールを狙った攻撃を防ぐことができるのです。

 

 なお、LANからインターネットにアクセスできるのは、ルーターがプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換してくれるからです。ルーターは特別な設定をしない限り、外部からの不明なアクセスを、プライベートIPアドレスに変換して、LAN内のパソコンに送ることはしません。

よってWANに直接繋ぐ環境下でない限りデータが丸見えになることはありません。
但しウィルスやスパイウェア等に感染したPCが存在する場合はLANの内側からの送信となるためPCを介してデータが外部へ流出するという危険性はありますのでPCのセキュリティ対策は必須です。

複合機の場合は内部の技術情報を一般公開していない関係上ウィルスに感染のリスクは限りなく低いため問題は無いと考えられます。

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