なぜウイルスソフトだけではだめなのか?
今の時代、最新に近いOSが入ったパソコンやメーカー系から出荷されているPCには標準である程度のウイルス対策が施されています。
しかしながらなぜ、連日のニュース報道で企業のウェブサイトの改ざんや顧客情報の流出が報じられるのでしょうか?
それは、コンピューターウイルスはパソコン単位での攻撃ではなく、オフィスそのものの脆弱性を突いて攻撃を仕掛けてくるからです。
ウイルスはセキュリティーホールを狙う
コンピューターウイルスの攻撃は、個別に最新のウイルス対策やアップデート、定期的なウイルスチェックなどをきちんと実施されていれば、それほど狙われることはありません。
ただしオフィスにはパソコンが1台しかないという環境はほとんどなく、どの企業でも5台、10台、20台と稼働し、日々の業務をされていると思います。
そして一番の注意点は、「それらすべてのパソコンが最新のウイルス対策が実施されているか」ということと、「定期的なウイルスチェックがなされているか」という点です。
今通常使われているパソコンが最新の対策やケアをされていても、サブ機やたまにしか電源を入れないような機種が有る場合には特に危険です。
コンピューターウイルスは、きちんと対策をされているパソコンは狙いません。
それよりも脆弱な状態のパソコンを確実に狙い、攻撃を仕掛けてきます。
またその攻撃対象は最近ではパソコンだけにとどまらず、オフィスネットワーク内に有るスマートフォンやタブレットPCなども狙われています。
ネットワーク上の全ての機器にウイルス対策
つまり、オフィスにネットワーク上に有るすべてのパソコンが最新のウイルス対策がされた状態に保たれ、定期的なウイルスチェックが実施され運用されていなければ危険性が高いということになります。
オフィス環境において、コンピューターウイルスはそういった盲点に存在するセキュリティーホールを確実に突いてきます。もし、そういった状態が保てていない、きちんと把握できていないというオフィス環境は望ましくありません。
そこでおすすめなのが、パソコン単位ではなくオフィス単位でネットワークを強固なものにするシステム、UTM(統合脅威管理)という情報セキュリティ―ソリューションなのです。