『Excel』 VBAでちょっと便利!?(その19)

2019年07月26日 未分類

Excelでのプログラミング19回目です。

セルのプロパティについての9回目の今回は、「NumberFormatLocal」についてです。

数値とその他の2回に分けて説明します。

通常セルの表示形式はシートに直接設定しますが、動的に変更したい場合にはプログラムで指定します。

■セル(Rangeオブジェクト)のプロパティ一覧(よく使われるものを抜粋)

◇ NumberFormatLocal 

セルの表示形式は、RangeオブジェクトのNumberFormatLocalプロパティに表示形式文字列を設定します。表示形式文字列とは、[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで、ユーザー定義の表示形式を設定するときに使用する文字列です。

■数値の表示書式

よく使うものを抜粋しました。
これ以外は、「セルの書式設定」の表示形式を参考にしてください。

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2列目がVBAでの書式の設定の仕方
3列目が本来の数値
4列目が書式を設定した数値
※3列目と4列目には同じ数値を入力しました。

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【それぞれの説明】

1.Range.NumberFormatLocal = “###”

「,」を付けない、0の場合は表示しない

2.Range.NumberFormatLocal = “#,###”

「,」を付ける、0の場合は表示しない

3.Range.NumberFormatLocal = “#,##0”

「,」を付ける、0の場合は0を表示する

4.Range.NumberFormatLocal = “#,##0_  “ ※「_」の後ろに半角スペースが2つ

「,」を付ける、0の場合は0を表示する、数値の後ろに半角空白(スペース)を2つ入れる

5.Range.NumberFormatLocal = “00000”

数値が5桁に満たない場合は、頭に0を付けて5桁にする

6.Range.NumberFormatLocal = “#,##0.00”

「,」を付ける、0の場合は0を表示する、小数点以下2桁まで表示する

7.Range.NumberFormatLocal = “\#,##0”

「,」を付ける、数値の前に「\」を付ける(通貨表示)

8.Range.NumberFormatLocal = “0.0%”

%(パーセント)表示、小数点以下1桁

9.Range.NumberFormatLocal = “0.00%”

%(パーセント)表示、小数点以下2桁

 

数値以外の表示形式については、次回のセルのプロパティ10回目で説明します。

 

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