『Excel』 VBAでちょっと便利!?(その15)
Excelでのプログラミング15回目です。
セルのプロパティについての5回目の今回は、「Font」についてです。
■セル(Rangeオブジェクト)のプロパティ一覧(よく使われるものを抜粋)
◇ Font ◇
Fontはセルのフォントに関するプロパティを持ったオブジェクトです。
Excelのセルの書式設定の「フォント」で指定できるものはVBAでもできます。
・フォント名を指定するプロパティ: [Name]
フォントを「MS Pゴシック」に指定する場合は
Cells(1,1).Font.Name = “MS Pゴシック”
のように記述します。
・スタイル(斜体や太字)を指定するプロパティ: [FontStyle]
フォントのスタイルを「太字」にする場合は
Cells(1,1).Font.FontStyle = “太字”
のように記述します。
・フォントサイズを指定するプロパティ: [Size]
フォントサイズを指定するには
Cells(1,1).Font.Size = 24
のように記述します。
・フォントに下線を指定するプロパティ: [Underline]
下線を引くには
Cells(1,1) .Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
のように記述します。
・フォントの色を指定するプロパティ: [Color]
フォントの色を赤にするには
Cells(1,1).Font .Color = 255
のように記述します。
・フォントの文字飾りを指定するプロパティ:
文字飾りは、
「取り消し線」:[Strikethrough]
「上付き」:[Superscript]
「下付き」:[Subscript]
で表し、
Cells(1,1).Font. Strikethrough = True
Cells(1,1).Font. Superscript = True
Cells(1,1).Font. Subscript = True
のように記述します。
以上を記述したプログラム例(With ~ End With構文を使用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
With Selection.Font
.Name = “MS Pゴシック”
.FontStyle = “太字”
.Size = 24
.Underline = xlUnderlineStyleSingle
.Color = 255
.Strikethrough = True
.Superscript = False
.Subscript = False
End With
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実行結果
次回は、セルのプロパティ6回目です。