懐かしのお年玉

2019年01月16日 社員のつぶやき

年が明けてからグッと寒さがましたような気がしますね。

私事ですが、年の初めは毎年親戚たちと新年会をするのが恒例です。

小さい子供が増えると明るい笑顔に癒されますが、お年玉の金額も・・・

今回はそんなお年玉の起源について調べてみました☆

 

■以外と知らない?お年玉の起源

現在のお年玉はお金が主流ですが、もともとはお餅でした。

「魂」を象徴するもので、生きる力、気力を意味していました。昔は年の初めに年神様から新年の魂を分けていただく、つまり、毎年一年分の力を授かると考えられていたのです。

そもそも一連のお正月行事というのは、新年の神様である「年神様」を家に迎えて・もてなし・見送るための行事で、年神様は新しい年の幸福や恵みとともに、私たちに魂を分けてくださると考えられてきました。

では、どうやって年神様から魂を分けていただくのでしょう? 鏡餅が年神様の依り代であるように、家にいらした年神様は鏡餅同様に餅玉に依りつきます。すると、餅玉には年神様の「御魂」(みたま)が宿ります。この年神様の御魂が宿った餅玉が、その年の魂となる「年魂」です。そして、年魂をあらわす餅玉を、家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えました。これがお年玉の由来です。

■いつからお金に??

お年玉がいつから始まったのかは諸説ありますが、江戸時代には庶民にも浸透していたといわれています。また、お餅だけではなく品物やお金を渡すこともあり、こうした年始の贈り物を「お年玉」と称するようになりました。

お年玉の風習は明治、大正、昭和と受け継がれていきましたが、昭和30年代後半の高度経済成長期ごろから、都市部を中心にお金が主流になっていき、贈る相手も専ら子どもになったと言われています。

お年玉は家長から家族へ、師匠から弟子へといった具合に、目上から目下へ渡すものなので、それ以外の場合には「御年賀」「御年始」などを用います。従って、大人のやりとりにお年玉を用いることが減り、子どもへあげる風習へと変化していったようです。

 

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