『睡眠負債』とは?

2018年04月19日 社員のつぶやき

4月も中旬に入り、暖かい日が続いていますね^^♪食後などは特に、ついうとうとしてしまうことも・・・

そこで、皆さんは『睡眠負債』という言葉を聞いたことがありますか?

現在、日本人の約4割が睡眠時間6時間未満で、睡眠不足に陥っているという指摘があります。『睡眠負債』とは米国のスタンフォード大学で生まれた言葉ですが、睡眠不足の弊害がどんどん膨らむという意味で、最適の睡眠時間が7~8時間の人が6時間未満だと、足りない分が負債になります。負債が膨らむと、免疫機能の低下やうつ、そしてがんなど深刻な疾病につながる可能性もあります。

週末に寝だめするという人も多いかと思いますが、生活リズムを崩す懸念があり、特に金曜の夜から土曜の昼までといったように15時間以上も寝るとなると、週末の体内のリズムがおかしくなって『ブルーマンデー』の引き金になる恐れもあるそうです・・・

そこで最近多くの企業で取り入れられているのが「10~15分間の昼寝」!

例えばヤフーは東京・紀尾井町の新オフィスに移転した際、フロアごとに休憩専用コーナーを設け、畳の休憩コーナーで昼寝したり、休息したりできるそう。

ただ、一般の会社でオフィスに昼寝スペースを設けている会社はまだまだ少なく、「上司や部下の前で自分の席で昼寝なんてできない」というのが実情のようです。

ではどうしたら睡眠負債を解消できるのか・・・

■「睡眠ホルモン」をバランスよく分泌する

夜7~8時間しっかり寝ると、「睡眠ホルモン」であるメラトニンが分泌されて副交感神経系が優位になり、体温や血圧などが低下して、睡眠の準備ができたと脳が認識し自然と眠りを促すことになるそうです。

そこで注意すべきなのが「スマホ」や「パソコン」。これらから発せられるブルーライトはメラトニンの分泌を抑制する作用があるとされています。

また、身体の仕組みを意識した対策として寝る1~2時間前に入浴するのもおすすめです。(体温が下がるタイミングで眠気が強くなる為)

 

■睡眠8時間でも負債の懸念

通常、最適な睡眠時間は7時間程度といわれますが、個人差があります。9時間、10時間の人もいるようです。ですから8時間寝ても睡眠負債は発生する可能性も・・・

自分に睡眠負債があるかどうかの判断基準は、「昼間に眠気が襲ってくるかどうか」

ちなみに最適な睡眠時間を知るには、眠りたいだけ寝てみて、それをある程度続けることで必要なだけ眠って目が覚めるようになるそう。それが7時間~8時間であれば、それがその人に適した睡眠時間ということになるようです。

ただ、共通しているのは睡眠時間6時間未満は明らかに「からだにとってリスク」になってしまうため、良い睡眠を心掛けましょう!

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