一昔前に話題になった技術が再燃?安価で導入しやすくなったPLC

2017年07月10日 社員のつぶやき

10年ひと昔といわれていますが最近、当時話題になった技術が再燃しているようです。それがPLCと呼ばれるネットワーク接続。(PLC:Power Line Communication)これはどんなものかというと、電力線(いわゆるコンセント)を使ったLAN接続のこと。

出たての頃はこれが主流になればインフラが変わる!なんて言われもしましたが、ちょうど時代は高速無線LAN全盛期。いろんなものが無線でつながることに価値があった時代でしたから、この技術はあまり浸透されず現在に至ります。

既存配線でネットワーク接続が可能

時代は繰り返す…といいますが、無線LANが高速・安定・標準化した現代社会のインフラにおいて、セキュリティと信頼性の観点から有線LAN接続も見直されています。もちろん、無線のスッキリさと利便性からいうと捨てがたいものがありますが、企業のオフィスインフラとしては有線LANは根強い人気を誇ります。

用元:http://buffalo.jp/products/catalog/network/pl-hdp-al1_s/

そんな中でこのPLCという技術が再び注目されています。これは専用のアダプタを使うことにより、既存の電力線に通信網を付加することができます。

仕組みとしては電力線は低周、通信は高周の周波数を使用しているのを利用し、それらの信号を混在して電力線に流します。そして接続されているPLCアダプタを使用して周波数を再び分け、通信信号を取り出すというものです。

インフラ工事不要でフロアを超えられる

このPLCの最大のメリットは有線接続でありながら既存のインフラ(電力線)を使えるというところ。とくに「有線LANは使いたいけど階をまたぐ」という場合には工事不要で有線LANが組めます。

最近ではPLCのアダプタも比較的安価で入手しやすくなってきましたので、インフラ設備としては選択肢に入れてもいいかもしれません。

例:2017/4月に発売されたIOデータのPLC、PLC-HD240E-S。
送受信器セットで15,000円以下で購入可能。

もっと認知されれば今後流行るかもしれませんが、当然ながらデメリットもあるわけで…

電力線の構成によっては速度が安定しないことも

無線LANの高速化とはいえ、PLCが爆発的ヒットに至らなかったのにはデメリットもあるわけで…

まずは既存インフラを使う関係上、その接続方法や劣化、構成などによっては通信速度が安定しなかったり、通信できなかったりということがあります。同じ分電盤でも異相回路になっている場合には通信が極端に遅くなったり通信できないことも(^^;

加えて盗聴器のようなイメージで電源さえ取れれば、ネットワークに入れるということにもなり得ます。そのため、他人が容易には入れる環境での設置には注意が必要です。

安価になったことで家庭用での導入も有り

当然どんな通信方法を使ってもデメリットはつきもの。とはいえ、PLC機器の値下がりとラインナップの充実はご家庭でも導入できるほど。

無線LANが安定しない、でも有線LANを引くにはちょっと…という場合にはぜひ検討してみてもいいのではないでしょうか(^^)

さんぺー

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